タブー話題を取り上げる(結婚後の両親との同居)
正月に実家に帰ると結婚に関して聞かれる機会が発生すると思います。
その中で結婚相談所がタブー視する「結婚後の両親との同居」
もし尋ねられた場合に、事前に頭の中に回答があるか、無いかでは回答の仕方が変わってきます。
同居前提で婚活を始めるとお相手の選択肢が狭くなります。そのため、事前の両親の期待値コントロールは必要です。
今回のブログでは、データーを元にこの課題を説明したいと思います。
⭕️同居と別居、どっちが多い?
日本では昭和までは結婚した後は、夫の実家に妻が嫁ぐことが多く1980年代までは半分以上の夫婦がこの形をとっていました。
現代では別居するという考え方が普通のように感じますが意外と最近の価値観だということがわかります。
2020年では結婚後、親と同居する人の割合は30代の男性で20%、女性で25%ほどということが厚生労働省の調査でわかっています。
4、5人に1人が両親と同居しているということになります。割合としては別居している夫婦が7割ほどで多くなっています。
年齢が若くなると同居の割合が増え反対に歳を重ねると同居の割合が減ります。
また、別の調査では男性が長男であれば同居の確率が上がるという結果も出ています。
⭕️両親と同居のメリット
現代的には割合の少ない結婚後の両親との同居にもメリットはあります。
◇【貯金ができる】
同居すれば、住居や生活費を分担でき、家賃に関しては持ち家であれば必要のない可能性もあります。
経済的な負担が軽減されるので、特に新婚カップルにとって貯金がしやすく生活に余裕ができるでしょう。
◇【子育てが楽】
子供が生まれた場合、すでに子育てを経験している人が身近にいることで負担が大幅に減ります。
初めての子育ては、さまざまなことが起こり、夫婦にとって負担になることもあります。
そのため、子育てをきっかけに夫婦仲が悪くなるカップルはたくさんいます。両親と同居することで、子供の面倒を見る手助けをしてくれます。
子供にとっては祖父母との触れ合いが経験となって、その後の人生に良い影響を与えることもあります。
◇【家事の負担軽減】
家事や料理を両親と分担できるため、共同生活を通じて家事の負担が軽減されることがあります。
役割の分担が容易になるので、お互いに時間のゆとりができて豊かな生活が可能です。
⭕️両親と同居のデメリット
多くの人が別居を選択する背景にはもちろんデメリットも存在します。
◇【プライバシーの制限】
同居することで、それぞれの夫婦のプライバシーが制限されることがあります。
特に新婚カップルにとっては、自分たちの生活空間が限られることが大きなストレスになることがあります。
◇【対立が起こる】
意見や価値観が合わないと家庭の中で対立が起こることも考えられます。
食卓に並ぶ食事の好みや、子どもの教育方針など両親から口を出されるケースもあります。
◇【両親の病気や介護】
同居した両親の状況によっては将来の選択に制約をかけることがあります。
たとえば、両親が病気になり介護が必要になった際には、これまで分担していた家事を全て行わなければならなくなり、さらに両親の面倒を見ることになります。
◇【世間の評判】
現代社会では両親と同居することはマイノリティです。
そのため、多少なりとも世間から注目されることもあります。友達と話しているときに「偉いねえ。私なら耐えられないかも」と言われてしまい、ナイーブな人だと傷つく可能性もあるでしょう。