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⭕️ジェンダー後進国からの脱却が必要な理由
最近、クオータ制と言われて管理職や役員の中に一定数の割り当てが義務化する動きがあるのをご存知でしょうか?
この問題を浜田敬子著「男性中心企業の終焉」から考えていきます。
まず本来自分が得られる役職ポストを女性が就任するなどで不満を持たれる男性を見受けられます。しかしクオータ制をとる理由は、ご存知ない方が多いと思います。
クオータ制は1989年ノルウェーで男女平等法を改定して「4人以上で構成する公的理事会・委員会・審議会は一方の性が40%を下回ってはならない」から始まっています。
そして日本でも2021年6月に上場企業の企業統治におけるガイドライン、コーポーレートがバンナンス・コードが改訂されて、管理職における多様性の確保についての考え方が明示されています。そして測定可能な目標の設定と開示が求められました。
そして投資家サイドからの圧力も年々目立ってきています。そしてZ世代などの若い世代はダイバーシティを重んじていますので人材確保・資金確保の点で重要になってきているのです。
⭕️日本人の家庭感が変わる
日本では高度成長期までは、新卒入社・終身雇用・専業主婦といった家庭内分業制が主流でした。
1980年代までは多様性とは真逆の画一性の社会だったのです。
団塊の世代の子供で人数の多い団塊ジュニア世代までは「専業主婦が一馬力で子供を育て上げ、働いてもパートの制限内で働く」が一般的でした。
コロナ以降は副業の解禁、税負担の増強、人材不足から女性がフルで働くのが求められる時代になってきました。
加えて結婚しなくても恥ずかしくない。
女性お一人さまで生きていける環境ができています。
共働きで働きながら家事・育児は女性の役割という過去の意識の男性と結婚するくらいなら独身の方が良いと考える女性も増えてきています。
⭕️取り残される40代以上の婚活男性
20代を中心にDualキャリアで共に支え合って生きていくカップルが増えていく中、団塊ジュニアから40代の未婚男性は20代男女と正反対の意識で昭和懐古の家庭を想像してしまう傾向です。
そして自分の子供得る事が主目的で婚活を行なってしまう。
その結果、婚活で苦戦を強いられるのである。
自分の考えを変えないまま、婚活を続けるとゴールが遠く、多くの時間と費用がかかってしまいます。
では40代未婚男性は、どうすれば良いのでしょうか?
まず、自分の常識と社会の変化のギャップを確認する事です。
そして他責ではなく自責思考で結婚について考えましょう。