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⭕️「トロフィーワイフ」という歳の差婚

皆様は「トロフィーワイフ」という言葉をご存知でしょうか?男性が15歳以上、年上の年の差婚のケースです。

そして結婚相談所の40代・50代の男性会員様が要望する10歳以上離れた年の差婚と何が違うのでしょうか?

また糟糠の妻を捨てて若い美しい女性と再婚するケースとも似ています。

そして結婚相談所で活動される会員様の参考になれば幸いです。

 

⭕️トロフィーワイフとは?

片田珠美さんの著書「男尊女卑という病」の中で紹介されている「トロフィーワイフ」

例えばハリウッドで功なり名遂げた老スターが糟糠の妻を捨てて若くて美しい妻と再婚した場合に用いられています。

彼らが新しい妻をそれこそ「トロフィー」のように見せびらかして成功の証を印象づけることからです。

一方で女性側の立場で見てみましょう。

 

男性は年上ですが女性も成功者の地位もお金もある実業家などの妻のポジションを射止めたのです。

そして「トロフィーワイフ」になれるのは一握りの選ばれた女性です。

その結果、世間に対して女性が、成功した男性に選ばれる美貌と魅力を兼ね備えた女性。選ばれるだけの価値がある女性であることを瞬時にアピールできるのである。

これは女性にとって高価な宝石と同じと著書では述べています。

何故なら女性は基本的に自分で宝石は買わない。

 

「これだけ効果な宝石を買ってくれる男性が私にはいる」

「そういう男性に選ばれた私には価値がある」

 

ということを見せびらかす、いわば道具であると。 

つまりお互いの価値を世間に高く見せるという意味で男女共犯で成り立つものです。

 

⭕️40代・50代男性の「お金を払う結婚相談所なら俺も!

実業家とTV看板アナウンサーの例などがありますが、この歳の差婚をみた40代・50代の独身男性はどのように捉えるでしょうか?

 

羨ましい。それとも自分も若い女性と結婚できる。

結婚相談所に入れば若い女性と結婚できるかも?

 

と思う男性も出てくるでしょう。

 

ここで大いなる誤解が生じるのです。

日本では三波春夫の「お客様は神様です」信仰が強く残っておりカスハラの問題が度々発生します。

 

お金を払う方が、立場が上という考え方です。

 

結婚相談所は20万円程度の高価な入会金が必要となります。

「紹介集客で知り合いに頼まれたから」

「集客がうまくいっていない仲人からお願いされたから」

というさまざまな理由で

「会員の方が立場が上である」

という認識が出来上がるのである。

 

しかし「トロフィーワイフ」のケースの月収1億円・総資産100億円超といった選ばれた成功者の妻になる価値に対して結婚相談所に入会される男性の価値は遠く及ばないのが現実である。

そもそも「トロフィーワイフ」の「お互いの価値」を世間が認めるのでしょうか?

 

⭕️「金」と「若さ」の等価交換は成り立たない

「トロフィーワイフ」の大前提は、男女とも同レベルの価値がある物々交換が成り立つケースで世間が羨ましいと思うことです。

 

男性側の「金」という価値は倒産などで0になるリスクはあるものの逆に増える可能性があります。

女性側の「若さ」は年々目減りしていく価値です。

そのため取引的には等価交換は一時的なものと言えます。

そのため結婚がゴールではないため、男性は離婚により蓄えた資産を失うリスクが常に内在しているのです。

 

つまり結婚相談所に入会される方の多くは期待に反して若い女性と結婚の可能性は0に近いのである。 

まずが自分の婚活偏差値を見直すことから始めてみましょう。