この国土の狭い日本でも地域ごとに食文化や風習が違います。例えば関東では油揚げが入ったそばはキツネそば、天かすが入ればタヌキそばと言いますが、関西ではキツネうどんとタヌキそばは関東と同じですがキツネそばとタヌキうどんは存在しません。出汁も関東はカツオ節のだし汁に濃い口しょうゆで味付けするのに対し、関西では昆布のだし汁に薄口しょうゆで味付けします。

コンビニなどで売っている肉まんは関西では豚まんと呼び、関東では何もつけずに食べますが、関西はからしや酢醤油などをつけて食べます。

お刺身にしても関西ではお造りと言います。

関東では蚊に刺されると言いますが、関西では蚊に嚙まれると言うのには驚きました。お好み焼きは関東の人はそれだけで食べますが、関西の人はご飯と一緒におかずにすることもあるそうです。

当然、結婚での結納式も関東式、関西式があります。今は本格的結納ではなく、略式ですがそれでも古くからの関東式、関西式が残っています。

関東式は「結納を交わす」と呼び結納品は男女双方で用意をします。関西式では「結納を納める」と呼び男性側が結納品を用意をします。結納品目も共通な物もありますが、若干違います。

同じものでも呼び名が違うものもあります。結納金ですが関東式では「金宝包(きんぽうつつみ)」「御帯料(おんおびりょう)」などと呼びますが関西式では「小袖料(こそでりょう)」と言います。

結納返しでは関東式は男性側が結納金を納めた場合、半返しと言って女性側はもらった結納金の半額程度のお金や品物を返すのが普通ですが、関西式ではもともと結納返しをしないそうで返す場合でも1割程度のお金や品物だそうです。

私たちの会員様の場合、出身地がお二人とも関西の場合は関西式で結納を交わす場合が多いようです。関東と関西出身の方であればお二人で話し合い両方を取り入れられているようです。

ご相談に来られた時には双方のご希望が絡み合わないようにうまく仲裁をしながらアドバイスをさせていただいています。

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