「お一人様」「ボッチ」といった独りでいることを表す言葉が、肯定的な意味で使われることがありますね。
でも本来、人は独りでいることに不安を感じやすいもの。
よく「結婚すると精神的に安定する」と言われますが、これは種の保存の原理から考えても自然なことなのです。
絶滅から逃れるために、遺伝子に組み込まれているんですね。
そのうえ人間は組織を形成してその中で生きていけますが、「組織に属する」ことがストレスの原因になることもあります。
そのストレス解消には、夫婦の関係が大きな働きを持ちます。
これは他の動物とはまるで異なる性質で、人間が子孫繁栄のためだけに生きているわけではない証明でもあるのです。
ですから、一緒にいて精神的な癒しや安心感が得られるパートナーを選ぶことが、結婚の必須条件と言えるでしょう。
たとえば、ごく日常の他愛ない会話をさりげなくできるようなお相手であれば、リラックスできる関係ですね。
「この人と一緒なら独りでいるよりもずっと心から安らげる」
そんな気持ちが、結婚に自然と向かわせてくれるはずです。
よく、結婚相手に求める条件として
「収入が多い人がいい」
「若い人がいい」
「次男がいい」
「ルックスが良い人がいい」
といったことを挙げる方は多いのですが、このような条件は一つか二つくらいに抑えたほうがいいでしょう。
大事なのは、これから始まる長い結婚生活を共に歩んでいくには、何が優先されるべき条件なのか?ということ。
それを心に留め置いて婚活に取り組めば、一緒にいて心から安らげるお相手に巡り合うことができ、幸せな結婚生活が送れる