試合前に投球練習を行った大谷翔平（ＡＰ）

◆メジャーリーグ・オープン戦　ドジャース５―０エンゼルス（５日・米カリフォルニア州ドジャースタジアム） 【写真】第１打席で三振に倒れた大谷は悔しそうな表情 　エンゼルス・大谷翔平投手（２７）が５日（日本時間６日）、オープン戦最終戦となる敵地・ドジャース戦に「１番・指名打者」でスタメン出場。見逃し三振、四球の１打数無安打で、５回の３打席目に代打が送られて途中交代した。 　この日２３歳の誕生日を迎えた２０年のドラフト１巡目（全体２９位）の右腕・ミラーと２打席で対戦。１打席目はフルカウントから内角寄りの１００・２マイル（約１６１・３キロ）に手が出ず見逃し三振。力強い速球と際どいコースに、苦笑いで天を仰いだ。２打席目は１度もバットを振ることなく４球連続で四球。１０試合連続出塁となり、１２戦で９個の四球を選んだ。 　オープン戦は野手として１２試合に出場。３本塁打を放つなど、２５打数７安打７打点で、打率は２割８分、ＯＰＳ１・１９１。投手としては２試合に登板。５回３分の２を投げ、９三振を奪うなど１勝０敗、防御率４・７６で、最速は９９マイル（約１５９キロ）をマークした。この日の試合前にはブルペン入りして投球練習を行い、２日後の７日（日本時間８日）に迫った開幕戦・アストロズ戦へ調整した。 　メジャー史上初めて「１番・指名打者」で開幕を迎えることが濃厚。メジャー初の開幕投手へ向けて、試合前に取材に応じた際には「初戦とれるかとれないかで変わるので、まあ、どこかで打つかは打順は分からないが、ホームの開幕戦なので、まずは一球目、集中して投げたいですし、そこから２球目、３球目、続けるように、まずは、目の前の打者に集中したい」と決意を口にしていた。