先日、婚活をされている女性会員さんからかなり気持ちがナーバスになっていたのでしょう、

「先生、幸せのかたちってどんなかたちだと思います？」と聞かれました。

彼女はその時きっと結婚だけが幸せなかたちでないと疑問を持ち始めたのかもしれませんでした。

幸せのかたちとはその人の持つ信じる価値観だと私は思います。

つつましくも結婚して子供をもうけ暮らすこと。結婚しなくとも好きな人と一緒にいられること。

仕事に生きること。などなどですが

人は年代や環境によって、さまざまな悩みがあります。でもその時に信じたことをやり通すことが

とても大事だと思います。

先日世界一貧乏な大統領と言われたウルグアイの元大統領、ホセ・ムヒカさんが来日されていてテレビに出ていました。

彼は国の理想を求め、左翼派ゲリラとなり４度の逮捕と２度の脱獄、最後の逮捕では１３年間収監され、

そのほとんどを独房で過ごし私達の想像を絶する半生でした。

大統領時代１００万円の給料のうち９０万を社会福祉に、月１０万円で生活をしていて

世界一貧乏な大統領と呼ばれました。

彼がブラジルのリオデジャネイロで行われたリオ+２０（環境問題を話し合う会議）で

演説をされた内容が子供向け絵本として発売され話題を呼んでいるそうです。

その中で「貧乏な人とは少ししかものを持っていない人ではなく、無限の欲がありいくらあっても

満足しない人のことだ」とうことには考えさせられました。

テレビの中で、ウルグアイ国民と日本国民の今欲しいものベスト５でウルグアイ国民は

１位は安心な治安と答えたのに対し、日本国民は１位時間、２位お金と答えてました。

ムヒカ氏は日本は世界第３位の経済大国なのにまだお金が欲しいのかと、

仕事の為に時間が欲しいのかと疑問視されていました。

その時間を家族と過ごす時間、友達と過ごす時間、恋人と過ごす時間に使ってほしいと苦言を呈していました。

その時の司会者が質問内容がネット上では賛否両論がありますが、日本人的考えを少しでも

分かってもらいたいという司会者の質問は好感が持てました。

国の歩んできたルーツが全く違いますので、考え方が違うのは致し方ありませんが、

ムヒカ氏は人としての原点をお話をされたのだと思います。

今の日本の環境をすぐにムヒカ氏の言うようには変えられませんが、考え方は継承できます。

幸せのかたちとは自分の環境、年代に合った信じる価値観です。

お見合いの世界でも価値観の合うお相手はお話が合います。結婚してもうまく行くケースが多いのです。

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