大谷翔平選手も自然とやっている!?「いい運気キープの秘訣」

WBCで日本が勝利したり、バスケットボールで日本がパリ五輪出場の切符を手にしたりとスポーツで大いに湧いた2023年。エンタメにおいては今後変化していくべき部分が明らかになったり、政界でも構造的な闇が明るみに出たりと、これまで揺るがないと感じていたものがガラリと変わっていく、大きく変革を促されるそんな1年でもありました。　「天中殺や運気が悪い時の過ごし方」「良い運気をキープするコツ」について教えていただきました。そこには、ドジャースへの入団が決まり、世間の注目を集めている大谷翔平選手の姿にも通じる部分が……!?　

運気が悪いときの開運方法

よく「悪いことが続いたとき、何をしたら運気をいい方向に変えられますか？」と聞かれます。まず実践してほしいのは笑うこと。よく「笑う門には福来る」と言いますが、これは本当です。運というのは人が運んでくれるもの。暗い顔をしていると誰も近寄ってこなくなりますし、愚痴が多かったり不機嫌だったりという態度では、さらにネガティブな気を引き寄せてしまいます。 　無理にでもニコニコして気分を上げたら、次は美味しいものや体にいいものを食べましょう。どんなときも大切なのは健康です。仮にいい運に出会えても、健康を害すればすべてがダメになってしまいます。しっかり食べて、しっかり眠ることを心がけてください。 　運のいい人のそばにいるのも有効です。先ほど言ったように、運は人が運んできます。「この人は運がいいなあ」と思う人と一緒に過ごしたり、何かお手伝いさせてもらうなどして、運のおすそ分けをしてもらうのです。しばらくそばにいることで、なぜその人の運がいいのかも見えてくるはず。良いところはしっかり見習って、自身の運気を上げていきましょう。 　避けてほしいのが、焦って考えなしに動くこと。運が悪い時期に慌てて挽回しようとすると、余計ドツボにハマってしまいます。なんとなく人に相談するとか、家でおとなしく少し冷静に状況と向き合ってみて。「ここまで落ちたらあとは上がっていくだけ！」と開き直って過ごしましょう。

占いは「いい加減に受け止める」くらいがちょうどいい

いいことが起きたときは、謙虚になることで更なる幸運が

　一方で、いいことが起きたら起きたで「人生、いいことばかりは続かない。次は何か悪いことが起こるんじゃないか？」と不安になる人もいます。人間って難しいですね(笑)。　良いことがあったときに運気を落とさないようにするには、まずその幸運に感謝すること。そして自分だけの力と思わず、謙虚になることです。 　たとえばメジャーリーガーの大谷翔平選手。押しも押されもせぬスーパースターとなりえたその理由として、自身の努力と才能が素晴らしいのはもちろんですが、その栄光はそれだけによるものではありません。通訳さん、チームメイト、体をメンテナンスしてくれる人、応援してくれる人……。彼のコメントは常に周囲への感謝に満ちています。そういう人たちのおかげで全力で活躍ができ、輝いていられるということを彼は知っているのです。 　いいことがあったときは自分を支えてくれている人たちに感謝すること。「素晴らしい仕事をしましたね」と褒められたときは、自分をチームの代表くらいに思って、いい仲間や環境に恵まれたと謙虚に感謝しましょう。そうすれば、また自然と良い運があなたに寄って来るはずです。

天中殺の上手な過ごし方とは？

「殺」なんて文字が入っていて字面が怖いため悪いものととらえられがちですが、実はそう心配するものでもないのです。 　天中殺とは、12年のうち2年間、12ヵ月のうち2ヵ月間、12日のうち2日間、天が味方をしてくれない、時間と空間が不安定になる時期のことを言います。いわゆる運気のインターミッションのようなもので、「はい、ここが運気の変わり目ですよ。今までのことが終わって次に新しいことが始まりますが、どうしますか？」と知らせてくれる時間なのです。 　私はこの時期を「自分の可能性を広げるための翼が生えて、普段できないことをやれる期間」だととらえています。普通なら会えない人に会えたり、これまでできなかったことがやれたり。たとえば芸能界では、天中殺にドンと売れることがあるのですが、本来「次はどうするか」を考える時間なので、天中殺が終わった途端に運気が変わり、人気が急降下する人が多いのです。いわゆる「一発屋」と言われるパターンですね。 　「天中殺に結婚式を挙げるのはダメですか？」と聞かれることもありますが、以前から付き合っているカップルがゴールインするのならば問題ありません。しかし天中殺の期間中に出会い、そのまま盛り上がって結婚した場合、天中殺が明けたタイミングで気持ちが変わって離婚、ということもあり得るので注意が必要です。なにしろ翼が生えた状態なので、地に足がついていないのですね。 　反対に、次に備えるという意味で、勉強や何かの準備をするにはいい時期です。心の中を整理し、落ち着いて過ごすことで、自分が進むべき道が見えてくるはずです。

「占いはいい加減に受け止めるくらいがちょうどいい“加減”」と思っています(笑)。 　「この占い方法だとこの日はいいけど、別の占いだと悪い日になってしまう」なんてことがよくあるんですね。「信じたいほうを信じておけばいいですよ」いいほうを信じたい場合、悪い結果は「一応注意しておこう」程度に気に留めておけばじゅうぶんです。 　人生は、人の気持ち次第でどうにでもなるものです。よく「気の持ちよう」と言いますが、それは本当です。同じことが起きても、「ああ、もうダメだ。私は運が悪い」と嘆いてヤケになるか、「これくらいで済んで良かった。私は運がいい」と笑顔で前を向くかで、その後の人生はまったく違ったものになります。どうせなら後者のように生きていきたいですよね。 　いよいよ新しい年が始まります。変化を恐れず、なりたい自分に近づくための種まきをしながら、充実した一年をお過ごしください。