夏は冷たいおそばは、おいしいですよね。

もりそばとざるそばの違いってわかりますか?

 

のりが乗っているのは"ざるそば"で、乗っていないのは"もりそば"と

答える人が多いでしょう。

それも正解です。

 

もう少し深い話があります。

 

江戸時代は、そばは器にそばを山のように盛り上げていました。

それが"もりそば"です。

 

江戸時代の中期、そばの麺を水が切れる"ざる"に盛った『ざるそば』を

売り出したところ、麺が水っぽくならず最後までおいしく食べられたことから

人気になりました。

ざるそばは、少し高級なそばとして区別するために

つゆにみりんを加えたり、のりを乗せたりするようになりました。

ざるそばの方が値段が高いのは、こんな歴史があるからです。

 

麺はもりそばも、ざるそばも同じです。

確かにのりが乗っているとおいしいですよね。

 

冷たくておいしいおそばのお話しでした。