人生が二度あれば「結婚する人生」「しない人生」を味わうのも良いが人生は一度。
先人は「悔いのない人生を」と諭す。後悔には「やって後悔」「やらない後悔」がある。
その後悔が夢を実現する原動力になれば素晴らしい。10年前、憔悴しきった声の電話で
S君からの相談が開始された。大学同期生で友人達の祝福の中で大恋愛の末に結婚した。
妻からの突然の離婚宣言があり二人での話し合いは出来ず、双方弁護士を立てての
話し合いに入った。反省すべきを反省しもう一度チャンスが欲しいと申し出るも妻の
離婚への気持ちは固く修復は困難で、約一年の調停で妻に養育権を委ね離婚が成立。
離婚申し立ての主な理由は「夫の家事や育児への協力がなかった」事だった。
妻が夕飯を作っている時に子供と遊ぶ事もなくゲームに夢中、何とも切ない内容だ。
新婚の頃は二人で分担していた家事も、いつしかその習慣は崩れ保育園への送迎も
当たり前のように妻となり、離婚が気持ちの中で徐々に膨らんできたと妻は言う。
コロナ禍でのリモート会議も夫が優先だったし、離婚の決定打は、妻が熱を出し
自宅療養の時も優しさや思いやりもなく、結婚を後悔し離婚を決めたと言う。
妻の言い分を何度も読み返し辛かっただろう妻の心情を、痛い程に感じた。
この事例は仲人の気持ちの中に深く刻まれ、今後必要に応じての課題になった。
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結婚相談所埼玉 齋藤企画
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