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⭕️晩婚で人生詰んだ:ケーススタディ
近年では晩婚化が進み、男性の4人に1人以上が一生の間に1度も結婚しないといわれています。
また、日本では30年以上労働者の賃金は横ばいなのにも関わらず、物価高や税金や保険料の増加による生活コストの上昇、子育てへのお金がかかることから、将来への不安が強く、結婚しない・先送りにするという判断をする人が増えています。
コストをかけない生き方をするのは、一見賢くも見えますが、では実際に結婚しなかった・結婚を先送りした中年男性にはどんな事が起きるのでしょうか?
以前の日本では、早期に結婚することで私たちは一人前の大人と認められ、子供を作って家庭を築く事が幸せとされていました。
もっと言えば、子供を作ることで自らの遺伝子を残し、人類の発展に貢献しているとも言えます。
また、結婚することで得られるものもたくさんあります。
例えば、子供や老後の安心、人生を寄り添うパートナーの存在などがそれに当てはまるでしょう。
若い頃は、結婚をしない選択をしていたが、40代に入って結婚したくなり、40代後半で壮絶な妊活の末に、子供を授かったという方もいらっしゃいます。
もちろん、結婚しない選択をすることで、家庭に縛らない生き方も可能です。
そこで今回は、40代に結婚した50代のリアルなエピソードをまとめてみました。
⭕️アリとキリギリス(晩婚の辛さ)
「結婚なんていつでもできる、今を楽しく生きていこう」と考える男性も多いと思います。
20代は、アメリカの人気映画俳優に似ているということでモテモテだった神奈川県のM・Oさんのお話です。バブルの頃に優秀な成績で大学を卒業し、一部上場の企業にセールスとして入社。
入社後、彼は、数々のセールスの実績と数々のセールスキャンペインの表彰により社内外で高く評価され順調に出席の階段を登っていたとのことです。
また人当たりの良い性格とジョークのセンスもありたちまちの社内外で人気者になったとのことです。
そんな彼を周りの女性が放っておくはずもなく、彼には常に恋愛の噂話が絶えない状態だったそうで、自慢話とも取れる話を聞かされた同僚も多かったようです。
しかしそんなM・Oさんにも欠点がありました。彼は優柔不断で先延ばしの癖があったのです。
そのM・Oさんが、ようやく結婚したのは40歳を過ぎてからでした。
そして44歳の時に2年にわたる妊活の結果、ようやく子供を授かりました。
ここからがM・Oさんの苦労が始まったのです。
目に入れても痛くない、お子さんが成人する時、M・Oさんは64歳です。
彼は、若い頃、モテモテであったために十分な蓄えもなく、パートナーの強い要求によりマンションや教育ローンに家計は火の車の状態。
そして会社の方針変更により、役職定年が導入され、更に不利な状況に。
有利な早期退職の誘いもありましたが、M・Oさんは、子供は小さいなどの家庭の事情からプライドを捨てて会社に残る選択をとりました。
今、56歳のM・Oさんは、年下の上司の叱責を受けながら日々、ひもじい生活しているとのことです。
若い頃モテた外見は、既になく、彼を昔から知っている人は「まるでアリとキリギスのようだ」と言っているそうです。