ふと立ち寄った本屋で普段は見ない棚に手を伸ばし、感動したり衝撃を受けたり・。

寂静は本を読みながら気になる箇所に線を引く癖がある為、図書館の本は借りられず

 一か月のお小遣いに合わせて本の購入をしている。線を引く事で次に読み返した時、

改めての感動が一層判り易く新たに伝わって来るのが心地良いのである。

 優しい表現の「60代の孤独」と題したその本を開き優しく尚正直に綴られた一節に

釘付けになり何度の読み返した。生涯人生を楽しみたいと思っていた。仕事はするが

 結婚は当初から全く考えずにゴルフ、絵画やフルートの趣味に満喫と決めていた。

定年退職を迎えて二年が経過し自分の信念に添って生きて来たこの道が、どうも

 間違っていたのではないかと感じ始めたらしい。すでに両親は他界し兄弟もなく

たまに逢って近況報告で一杯飲むのは趣味のゴルフ仲間で数人ほどある。その仲間達も

 加齢に伴いゴルフからは遠ざかり今では飲みながら静かに時を過ごしている。

 自由気儘に生きて来た代償を今「孤独」と言う形でしみじみ感じていると著者は言う。

「人生の徳」は結婚、仕事、家族、お金、友人。時間を掛けて育むものこそが財産とか。

 「結婚して良かった」は聞くが「しなくて良かった」はあまり聞かない。何より

悔いなく生きるのが一人一人に託される一度しかない人生の課題であるのは間違いない。

 仲間と趣味に生きて気楽に結婚せずに楽しく暮らそうと考えた著者が60代になり

減りつつある仲間との狭間で孤独と戦っている事だけは紛れもない事実である。

それぞれに考えがあり生き方がある。一概には言えないが重く大切に受け止めたい。

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結婚相談所埼玉 齋藤企画

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