こんにちは!札幌の結婚相談所Hana Bridal 仲人の長谷です。

婚活の場で大切なのは「思いやり」と「相手の気持ちに寄り添うこと」。
しかし、悪気なく発した一言が、相手の心を一気に冷めさせてしまうこともあります。
今回は、婚活男性にありがちな「デリカシーのない発言」を5つご紹介しながら、なぜNGなのか、どうすれば良いのかを解説します。

 

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①「婚活イベントはよく参加するの?」「どのくらい婚活してるの?」

何から会話してよいかわからず、全く悪気なくこういった質問をしてしまう人をよく見かけます。
しかしイベント参加回数や婚活暦は、非常にプライベートな情報です。「なぜあなたにそんなことを言わなければならないの?」と不快感を持たれるだけです。

過去の情報に目を向けるのではなく、「今の気持ち」や「どんな人と出会いたいか」など、未来志向の質問をする方が好印象です。

 

②「なんで今まで結婚しなかったんですか?」

過去をジャッジするような印象を与え、「詮索されている」「責められている」と感じさせてしまう失礼な発言です。「そういうあなたは?」とケンカ腰な会話になりかねません。

なぜお相手が今まで結婚しなかったのか訊く必要は全くありませんが、もし話題になるようなら「今、婚活を始めようと思われたきっかけってありますか?」など、お相手の“今”に興味を持つ質問にしましょう。

 

③「写真より若く見えますね」「写真より素敵ですね」

「写真は老けて見えた」「写真はあまり良くなかった」という遠回しな否定や悪口に受け取られることがあります。褒めたつもりがマイナス評価に聞こえる典型例です。
外見を品定めされたような印象を与え、「会ってすぐに評価された」と感じてしまう方もいます。

容姿に関するコメントは、たとえ褒めるつもりでも不快に思う方も多いです。褒める場合は、「優しい雰囲気があって、すごく話しやすいですね」「お会いしてみて、さらに素敵な方だなと感じました」など外見だけでなく人柄にも触れた褒め方が好印象です。

 

④「子供は欲しいですか?」「何歳まで子供は産めそうですか?」

結婚と出産は切っても切れない話題です。とはいえ、女性にとって出産はとてもデリケートな問題です。男性は簡単に「子供が欲しい」と言いますが、命をかけて産むのは女性です。

「年齢で判断されてるのかも」「産むかどうかで条件を見られてるのかも」といった“見られ方”に敏感になる話題でもあります。

いきなり子どもに言及するのではなく、まずは人生観や家族観にまつわる会話から、少しずつ相手の考えに触れていくのが自然です。子供の話は、信頼関係を深め「未来を一緒に想像できる」ようになってからにしましょう。

 

⑤「俺、年収○○万円あるんで安心してください」

自信アピールのつもりでも、上から目線に聞こえたり、お金で相手を安心させようとする姿勢に違和感を覚える女性も多いです。「年収を気にする女性と思われてる?」と不愉快に思う方もいるでしょう。

金額をアピールするのではなく、「仕事は安定していて、今後も家庭を大切にできる働き方ができそうです」といった“将来設計”や“家庭への思い”を交えた表現にしたり、仕事にやりがいを持っていることをアピールする方が好印象です。

 

◆まとめ:言葉選びは、思いやりの表れ

婚活の場では、「悪気はなかったのに、相手を不快にさせてしまった」というケースが少なくありません。
何気ない一言でも、相手にとってはデリケートな話題であったり、評価されているように感じてしまうことがあります。

大切なのは、「どう伝えるか」よりも「どう受け取られるか」を意識すること。
デリカシーのある言葉選びは、あなたの人柄や思いやりを自然に伝えてくれます。

 

ぜひ今日から、相手の気持ちに寄り添ったコミュニケーションを心がけてみてください。
それが、良いご縁への第一歩になります。