先日、希望のお相手とお会いする機会に恵まれて”魔法の言葉”を胸に出かけた女性会員ですが、全く使えなかったと報告を受けました。

絶え間なく一人でご自身のことをお話しされて、口をはさめなかったそうです。

それでも感じの良い方で、お相手も相当気に入ってくださったようで交際成立となりましたが。

実は、こういうのは中高年の男性に特に有ることなのです。

一人暮らしで普段お話相手がいないで寂しい思いをされていて、出会ったお相手が好みのタイプだった場合に、舞い上がってしまい、ひたすら自己アッピールが止まらなくなる様です。

心地よい会話はよくキャッチボールに例えられます。

つまり、相手の取りやすい球(話題)を投げ、投げ返されたら上手に受けてまた投げ返すのです。

このキャッチボールが上手く行くと「話しやすい方」となり、満足度の高い出会いになるのです。

気を付けるべき一つ目の『K』は、KIKU 聴く です。

聞く ではなく 聴く です。

積極的に耳を傾けて聴く=関心を持ってくれている。誠実、なイメージを与えます。

一方的に聞き出す、問いただすは間違えです。

始めに自身の事も伝えたうえでお相手に聞くようにお勧めしています。キャッチボールはこのようにして始めると良いですね。

そして、子ども(持つ持たない、中高年の場合には付き合いの程度)・兄妹(付き合い、関係)・介護(自身の健康状態や身内の介護の必要性)の三つの『K』については初回の出会い=お見合いでは踏み込みすぎる話題ですので避けること、しかし、話の流れで出た場合には、その方の状況に合わせた言い方・伝え方もアドバイスしています。

同じ内容でも、受け取る方の気持ちになって伝えるのは結構難しいものですから。

最後の『K』、お金については基本的に初回の話題では避けるようにお勧めしています。

どうしても気になる時にはアノ魔法の言葉『お住まいについてはどの様にお考えですか」で大体のニュアンスをつかむようにお伝えしています。

先ずは、お相手の雰囲気・フィーリングが自分と合いそうか否かが大事ではないですか?