11月後半から師走のクリスマス前後に掛けては、毎年婚活の駆け込み相談が急増する。

年の瀬を迎えての結婚への気持ちが焦りに変わるのかも知れないし、年が変わるにあたり

 気持ちの勢いもあるのかも知れない。結婚を考えながらも全く婚活をしなかった方

結婚出来るのか只々の不安な方、長く婚活をしたが結婚が出来そうにない状況、等。

 人それぞれ揺れる婚活事情。開口一番、受話器から溢れ出す言葉が重過ぎる瞬間。

「息子はこの8年で6カ所の結婚相談所に入りましたが、お金ばかり取られ良いお相手に

 逢わせてもらえないしまだ結婚が出来ないんです。そこなら結婚させてくれるんかい?」

少々強気な口調の父から、困り切っている心情も伺える。「ご本人の結婚の気持ちは?」と

 普段は聞いて入りうのだが敢えて聞かないのは、言える雰囲気でもなく聞いて貰える

雰囲気でもないからだ。どの仲人も親身にご縁組みに努めているのだがだからってすぐに

 相応しいお相手とすぐに出逢えるとは限らない。人それぞれに必要な時間が掛かる事を

どこまで父上が理解しておられるのか、大いに疑問でもあるし・。誠実で精一杯の対応も

 お互いの信頼関係がなくては、良縁に辿り着かないかも。「良縁は、仲人選びから」

そして、相談所のはしごは良くない。相談所を変えたからって良縁とスグに出逢えると

 思わない方が賢明かも知れない。どんな仲人がどの様に成婚までの応援をしているか

まずそこが大事な事。