あるシニアの男性会員様、お見合いからお付き合いまでうまくいきいよいよプロポーズの時期となりました。お相手の女性様からもお受けできるとの連絡をいただき、早速男性様にお知らせいたしました。
彼女が彼の家で手料理を作ってくれるということになり、二人でスーパーへ食材を買っていよいよ彼の家へ。彼はそこでプロポーズをするつもりでした。
料理を作ってもらい一緒に食べとても美味しかったそうです。
食後に「一緒になってほしい」と彼はプロポーズをしましたが「ちょっと考えさせて」という返事だったということです。翌日結局ご縁につながらなかったのです。
彼女の相談室が言うには、家が古く汚さ過ぎということでした。
「男やもめに蛆がわく」そういう言葉が昔はありました。今の方には信じられないかもしれませんが、この男性奥様と死別して10年以上一人暮らし。昭和生まれの男性は奥様に家庭を任せっきりで家のことは何もしない方が多いのかもしれません。
女性はキッチン、トイレ、お風呂場を見て幻滅してしまったそうです。愛があれば部屋をきれいにすることに意欲が沸くんでしょうけど、そこまでは気持ちが行っていなかったようですね。
これには私たち仲人も勉強させられました。会員様の家の中までは見ていないので知らなかったのです。
今は一人暮らしの会員様が事務所に来られた時には何気なく服に家臭がついていないかチェックさせていただいています。臭う方には家の中を定期的にちゃんと掃除をしているか聞くことにしています。
そしてお付き合いの中で自宅に招くという連絡があったら、必ず部屋やトイレの掃除をするようにアドバイスをします。お部屋やトイレがきれいでさらに花なんか飾ってあったら女性は喜びますものね。
ちょっとした油断でお付き合いが白紙になってしまいます。油断のないようにアドバイスをするのも私たちのお仕事です。