今年初めに発売された、岩波書店の「広辞苑第七版」は、2008年以来、約10年ぶりに改訂されたそうです。
10年と一言で言っても、その間に時代は大きく変わっています。
例えば、スマホは10年前と比べて、多くの人が持つようになりました。
初めてiPhoneが発売されたのが、約10年前の2007年のこと。
日本のスマホユーザーのうち、約6~7割がiPhoneユーザーだそうですよ!
すごい人気ですね。
ちょっと話が反れてしまいました。
そうそう、広辞苑の話です。
今年発売された広辞苑には、新しい用語が約10,000語追加されたとのこと。
広辞苑第六版が約24万語だったそうなので、広辞苑第七版には約25万語も盛り込まれたんですね。
その中には「スマホ」「アプリ」「クラウド」「ツイート」「クールビズ」「iPS細胞」「ゲリラ豪雨」「ブラック企業」「自撮り」などが新たに採用されたほか、私たちが今や普通に使っている「婚活」も加わりました。
「婚活」という言葉には、結婚という幸せなゴールに向かって活動する方々の後押ししてくれる、そんな温かさを感じています。
言葉の力って不思議ですね。
「お見合いパーティー」よりも「婚活パーティー」と言ったほうが、あまりかしこまらず気軽に参加できそうな響きがしませんか?
岩波書店によると、広辞苑に掲載する用語は、日本語に定着した言葉かどうかを基準にして選んでいるそうです。
「ゲリラ豪雨」とか「ブラック企業」といったマイナスイメージの言葉よりも、「婚活」のように世の中を明るくし私たちを元気づけてくれるような、そんな言葉がどんどん増えていってほしいものですね。