「写真はイメージです」
先日、自宅の近くのバス停から渋谷行きのバスに乗りました。
自宅のあります世田谷からは、小田急線の成城学園前から下北沢で井の頭線に
乗り換えて渋谷に行くこともできますが、時間に余裕のあるときは、
世田谷通りを走る路線バスに乗って渋谷に行くことが多いです。
その日は乗車しますと、一番最後の席が空いていましたので、すぐにそこに座りました。
のんびりとバスに揺られて40分くらいの時間を過ごすのは楽しみの一つでもあります。
と言いましても、すぐにスマホでメールをチェックしたり返信をしたりしている内に、
すぐに時間がいつも過ぎてしまうのですけれども!
バスに乗って15分ほど過ぎたころ、小さな2才になるかならないか位の男の子と
お母さんが乗車してきました。私の座っていました最後部の席が一つだけ空いていましたので、
お母さんは男の子を座らせて自分はつり革を持って近くに立っていました。
そうして過ぎること数分の内に、男の子はべそをかき出して、しくしくと泣き始めたのでした。・・・?
最初はお母さんの身体が自分と少し離れたので寂しくて泣いているのかな?と思ったのですが、
男の子は、「自分は座っているけれど、お母さんが座ることができていないこと」が悲しくて泣いていたのでした!
そんなことがどうして分かるの?と言われるかもしれませんが、
すぐ傍にいた私は、本当にそのことが分かったのでした!
そしてそのことを瞬時に理解したお母さんはすぐに自分が座り、男の子を膝の上に乗せたのでした。
何でもない小さな子どもと母親のワンシーンかもしれません。
日常の家の中で、いつでも起こっている出来事なのかもしれません。
でも言ってみればバスの中という公の場(?)で、
小さな男の子が見せてくれた母親への切実な愛情が、こんなにも人の心を打つのだと、
その日はずっと感動していたような気がいたします。
子どもって本当に素晴らしいと思います。
今は子どもを持つ持たないも個人の自由意思に任されている時代だと思います。
でも!言葉に尽くすことのできない、子どもの愛らしさ、子どもの素晴らしさは、
やはり仕事の中で、会員様に折に触れて語って行きたいなーと思った先日のことでした ♪