レンジャーズとマイナー契約を結んだ筒香嘉智外野手(31)が6日、米4年目のシーズンスタートを前にオンライン取材に応じた。 【写真】超巨大!「24メートル」の筒香 昨年8月にパイレーツから自由契約となった筒香。今季はレンジャーズとマイナー契約を結び、20日(日本時間21日)からはアリゾナ州サプライズでのメジャーキャンプに招待選手として参加する。厳しい道のりではあるが、メジャー昇格を目指してアピールする立場となる。 昨季終了後には「本当に非常にありがたい話で日本の球団も何球団からもオファーを頂いた」と明かした筒香。それでも「色んな球団の方からオファーを頂きましたので、非常に考えさせていただきましたし、本当にいいオファーを頂いて感謝しています」と前置きしながら「僕の中ではアメリカに挑戦すると決めたので、日本でのプレーを第一に考えるという感覚はなかった。僕の中ではアメリカでプレーをしたいという自分の中の決断でした。何かすごく迷った中での決断という感覚はないです」。メジャーへの挑戦を続けることに迷いはなかった。 昨季は開幕直後に腰を痛めたことで負傷者リスト(IL)入りも経験。「最後ブルージェイズのマイナーでプレーしている時も痛みが取れていなかった」と、シーズン最後まで状態が回復することはなく、本来のスイングも出来なかった。シーズン終了後には状態は徐々に回復しており「回復して痛みが全くない状態でプレーできる。スイングは非常にいい感覚。僕の中では非常にいい感覚。自信を持って打席でスイングできる状態です」と自信をのぞかせた。 DeNAで通算205本塁打を放ち、17年の第4回WBCでは4番にも座った筒香は、19年シーズン終了後にポスティングシステムでのメジャー挑戦を決断。レイズと2年契約総額1200万ドル(約13億1000万円=契約当時のレート)を結んだ。新型コロナウイルスの影響で60試合の短縮シーズンとなった1年目の20年は、開幕スタメンをつかむと、51試合の出場で8本塁打、打率1割9分7厘でワールドシリーズの舞台も経験した。 21年も「1番・一塁」で開幕スタメンに名を連ねたが、不調で5月に戦力外通告を受け、ドジャースへ移籍。だが、新天地でも調子は上向かず再び戦力外通告を受けてパイレーツ入りすると、43試合で8本塁打を放つなど復調し、22年のパ軍との再契約をつかみ取った。22年は50試合で2本塁打に終わり、再び8月に自由契約となり、ブルージェイズとマイナー契約を結ぶもメジャー昇格はならなかった。 ここまでメジャー3年間で通算182試合に出場し、18本塁打、75打点で打率1割9分7厘。多くの選択肢がある中で、今季はマイナー契約からのメジャー昇格を目指すことを決断した。
筒香さん!!! 実力を発揮してほしいですね、応援しております。