30歳を過ぎた長女の結婚を案じ相談に来られたご両親。教師の多忙な業務は
退社時間になってもやり切れず、家に持ち帰って遅くまで仕事の毎日でそれが日課。
親として普通の結婚を望んでいるのだと穏やかに話をする父の心情が痛い程に伝わる。
仕事に熱心に取り組む娘は、父親自身も同じ仕事だった事もあり誇りに思うのだが・。
同僚の中には仕事一筋で独身を通した方は男女共に多く、その元同僚との飲み会で
「今更だが結婚をしておくべきだったと思うよ。仕事に夢中になり過ぎてそれはそれで
充実していたし良かったとは思うがやっぱり人並みって大事だよな。今家族がいたら
楽しかったろうし、人としての経験も学びも沢山あったと思う。最近はゴルフもやめて
一日ゴロゴロ家に居るだけで誰とも話す事もなくテレビだけが相手で寂しいを過ぎて
心から虚しいと思う。仕事は確かに大事だが人としての経験、修行をすべきだった」
飲みながらしみじみ語り続ける昔の仲間に、只々頷きながら聞いているだけだったと。
結婚の幸せは条件の良し悪しではなくて自然体で安らげる相性で、それは今も昔も同じで
変わらない事でしょうねと話すと「自分達も相応しいから結婚したんでしょうね」と
妻を見てしみじみと言った。結婚したからと幸せばかりが続くわけではなく、時には
波風も吹き戸惑う事もあるが寄り添い生きる大切さをご両親は悟っておられ、だから
娘にも平凡な結婚、人としての経験を望んで居るのだろう。頑張れたのは妻や子供が
いるからで、自分を頼ってくれる人がいて守りたいと願いから頑張れるのだろう。
「相応しい人を探しその方と結婚する」それがいつか掛け替えのない財産になる。
「仕事の代わりはいてもあなたの代わりはいない」「支え合い守る人のいる幸せ」
その後間もなく結婚した長女は子供二人を保育園に預け元気に教師を頑張っている。
夕方の保育園のお迎えは両親が担当で毎日孫のお世話に忙しく楽しいと笑顔である。
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