先日の電話相談。親戚の叔母の紹介で結婚したが、好きになれないので別れたい、と。
誠実実直そうな30代後半の彼は悩み続け勇気を振り絞り電話を掛けたのだと話す。
その切ない胸の内が電話口から緊張と共に伝わり、三日後に来社の上で話を聞いた。
お見合いの席では話も合ったので、叔母さんの言う通り「一度じゃわからない」と思い
何度かお逢いする事になった。彼女もおとなしい性格だったが、心優しく気配りが
出来る人だった。三度目のデートの後、周囲はにわかに二人の結婚話が進み始めた。
初めのうちは楽しいデートだったが会話が苦手の自分と口数が少ない彼女との会話は
徐々に続かなくなり重苦しい空気が漂い始めた。でも決してイヤではなかったので
周囲の「これ以上の人はいない」「もう若くはないんだから」の言葉に押され、お見合い
して半年で結婚をした。結婚後三年が経ち結婚って楽しいと思っていた彼の毎日は
息苦しくなり帰宅時間を遅らせる様になった。嫌じゃないから結婚し幸せな方も多い。
「テレビや友人の話だと結婚はもっと幸せで楽しいと思っていた」と言う彼の言葉も
寂静の引っかかる所であり、彼の気持に添いもう一度時間を掛けて話を伺う事にした。
結婚って、平凡な案外つまらない普通の毎日の繰り返しで、いつか振り向くと幸せな
景色が広がっているんだと「成婚のカウンセリング」で話している。
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結婚相談所埼玉 齋藤企画
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