パートナー代表の高橋俊哉です。今日は関東では20℃を超え、暖かな一日となりました。暫くこんな感じの日が続くようですね。桜も今暫く楽しめそうです。もうすぐ4月になります。会社や学校では新しい期を迎えて、ドキドキワクワクの皆さんもいらっしゃると思います。コロナ禍の現在では、お一人で過ごすことは、不安や寂しさが倍増し、無料相談のご依頼も増えています。今日は、先日あったご相談についてご紹介してみたいと思います。

43歳の女性のAさんです。彼女は中学校の音楽の先生で、今離婚を考えているんです、とのことでした。4つ年下の男性から熱烈なプロポーズをされて、いろいろ迷いもあったようですが、最終的には彼の熱意に押され、5年前に結婚されました。彼も別の中学校の国語の先生でした。

中学校の教師という職業は、とても大変な仕事であるということは私もメディアの報道などでも知っていましたが、お話をお聴きしてみると、想像以上の激務であることが分かりました。全く経験のない部活の指導を任されて、土日の休みが練習や試合の対応で無くなってしまいます。更にクラスや部活内でのイジメ問題があり、そこに親が出てくるし、上長の主任教師は逃げ腰であたりさわりにない指示をするばかりで、一人で対応せざるを得ない状況なのです。また、授業や試験の準備も時間外に行うことが多く、夜10時過ぎまで仕事になることも珍しくないようでした。夫も同じ教師なので、そんな状況を聞いてもらい、一緒に考えて欲しかったのですが、まともに話を聞いてもらえず、共感してくれないとのことでした。彼は口が上手く、如才ないので学校での評判は良いのですが、他者にはとても冷たい一面を持っているようです。そんな折も折、彼が別の女性と、この女性もなんと先生なのですが、不倫関係になってしましました。その事実が露見してAさんが問い詰めても、彼はのらりくらり、決して自分の非を認めず、逆に仕事で疲れ果てていたAさんが、食事の支度をしていなかったことなどを責め立てたとのことでした。Aさんもたまりかねて、信頼できる先輩教師に相談したのですが、お互いに至らない部分もあるだろうから、もう一度話し合ってみなさい、言われたのです。皆さんはどう思われますか?私は、彼はズバリ「サイコパス」だと思います。口が達者で一見魅力的なんですが、無慈悲でエゴイズムの塊で、他人の痛みに共感できず、自分は不倫しても罪悪感が全くありません。彼の言動の全てが「サイコパス」の特徴そのものなのです。お話を進めると、Aさんは、とても優しく思いやりのある女性なんですが、彼にまだ少し未練があるようでした。また、離婚してしまったら、43歳の自分がもう一度結婚することなどできないのではないのかと、おっしゃいます。

私からは、ズバリ離婚を勧めました。4つのアドバイスをいたしました。

①彼と生活を続けても、また同じことを繰り返すだけで、決して幸せにはなれないこと。

②逆に離婚できる権利が十分あるし、離婚は悪いことばかりではないこと。

③学校というものは居心地の良い部分もあるだろうがある意味狭い社会なので、素敵なパートナーを広く探せるようなしくみを使うことが適切であること。

④43歳という年齢は再チャレンジするには十分な年齢であること。

こうお話すると、Aさんは、やっと笑顔になりこれからの人生を前向きに考えてみようと思う、とおっしゃいました。

Aさん、深呼吸3回してからじっくり考えて、悔いのない人生を目指してください。

カウンセラー高橋はいくらでもサポートいたしますから。