日常でよく耳にしますが、実は間違った使い方をしている敬語をご紹介いたします。

 

●お名前を頂戴できますか

名前は"もらう"ものではありません。

「お名前を伺ってもよろしいでしょうか」が適切な表現です。

 

●○○円からお預かりいたします

不自然な言い方ですよね。

正しくは「○○円頂戴いたします」もしくは「○○円お預かりいたします」が

適切です。

 

●お体、ご自愛くださいませ

「ご自愛ください」というフレーズには、「体を大切にして下さい」という

意味が既に含まれています。

ですので「ご自愛ください」のシンプルな表現で十分伝わります。

 

●お願い致します

致しますは漢字で書くと"する"という意味になり、文脈によっては

適切ではなくなることがあります。

"お願いいたします"が一般的で正しい表現です。

「致します」は自分の行動を示す場合に限定して使うと良いでしょう。

 

●伺わせていただきます

二重敬語の一例です。

「伺います」で十分丁寧であり正しい表現になります。

敬語を使う際は、過剰に丁寧にしすぎることなく、シンプルで

適切な表現を心がけましょう。