行きたい場所がある日、雨の予報だとショックですよね。
てるてる坊主を吊るしたくなります。
しかし、つくり方や吊るし方を間違えると"怖い"ですよ。
●最初から顔を描かない
最初から目や鼻、口などの顔を描くのはNGです。
顔は描かずにつくるのが本来のやり方です。
顔を描かずにつくった、てるてる坊主に
「明日天気にしておくれ」と願いを唱えながら吊るします。
晴天になったらはずして顔を描き、お酒をかけるなどの
お礼をして、処分します。
●逆さに吊るさない
逆さに吊るすと、雨乞になると言われています。
晴天を願っているのに、反対の意味になってしまいます。
顔部分がちゃんと上になるように吊るしましょう。
また、黒いているてるてる坊主は雨を願うときにつくって吊るすものです。
●飾りっぱなしにしない
腫れて欲しい前日に吊るして、翌日は晴れなくても、はずすものと言われています。
腫れなかったら処分しますが、昔は川に流して供養したと言われています。
実はてるてる坊主の起源は女の子だった
中国の掃晴娘(サオチンニャン)人形だと考えられています。
連日の大雨から命がけで人々を救った女の子の伝説が元になり
ほうきを持った女の子の人形をつくって門に吊るすと
雨雲を払ってくれると信じられていたようです。
日本に伝わるときは、お坊さんに変わります。
当時の日本では、天候の祈祷を僧侶が行っていたのが理由のようです。
諸説ありますが、修行時に白装束を着用していたことから
白いてるてる坊主になったといわれています。