札幌の結婚相談所Hana Bridal仲人の長谷です。さてコミュニケーションの基本は、まずは相手のことを認めることだと思います。あなたと話がしたいと思っている、あなたを受け入れているということが伝わると、相手もあなたとコミュニケーションを取りたいと思ってくれます。

今回はその観点からお見合いで心掛けたいことを3つお伝えしたいと思います。

 その1.笑顔と大きなリアクション

「こんな人とはコミュニケーションを取りたくない」という人を思い浮かべてみてください。よく挙がるのは、「無表情・無反応な人」です。笑顔もなく反応の薄い人と話していると、「私の話聞いてる?」「そもそも私と話がしたいの?」という気持ちになりますよね。だったら徹底的にその逆を実行しましょう。

笑顔は基本です。にこにこしながら、うんうんとうなずく。ちょっと驚いたらちゃんと驚いた顔をして、少し体を後ろに倒す。

会員さんにその話をすると「ちゃんとリアクションしてます」という方多いです。でも自分がしているつもりでも、傍から見ていると案外できていないものなんですよね。担当の仲人さんがいるなら仲人さんに自分のリアクションを見てみてもらいましょう。いないなら、ご友人やご家族に確認してみましょう。「反応薄いね」と言われたら、オーバーリアクション気味でちょうど良いかもしれません。

 

 その2.相手の名前を呼ぶ

婚活セミナーでは必ずこの話をします。相手に話しかける時、質問する時は必ず相手の名前を呼び掛けましょう。「○○さん、今日はお時間いただきありがとうございます」「○○さん、休日はどんなことすることが多いですか?」といった具合です。

お名前を呼ぶことは、相手をたくさんいるお見合い相手の一人ではなく、一人の人間として向き合っているという証になります。名前を呼ばれた方も相手から認められているという印象を受けます。人は自分を認めてくれる人に好意を持つものです。

セールスの世界でも、お客様の名前を呼んで商品をお勧めした場合と、相手を「お客様」と呼んだ場合では、前者の方が購入率が高いという実験結果もあります。私自身、「長谷さんはどんな用途にお使いになる予定ですか?」「長谷さんの場合はこういう理由でこちらの方がおすすめですよ」なんて勧められ、ある商品を気持ちよく購入した経験があります。こういう時って「買わされた」とは思わないものです。

 

 その3.相手の話を肯定する&否定しない

相手の話にあいづちを打つ際、「いいですね!」「私もそう思います」と同意して共感を示すことも相手を認めることになります。「さすがですね」「すごですね」と肯定するのもいいでしょう。

ただ相手の話にどうしても同意できない場合どうするか、です。「えー、そうですか?私はそうは思いません」なんて否定したら絶対にいけません。とは言え、嘘も言いたくないという場合は「理解を示す」という手があります。例えば「そういう考え方もありますね」「その気持ちはわかります」という感じです。「私はそうは思わないけど」は言わずに。

例えばご友人が好きなアイドルのことを「○○くん、すっごくカッコいい!」と言ったとします。もし「えー、どこがいいの?そんなアイドルばっかり追いかけてるから、リアルに恋ができないんだよ」なんて全否定したら、友情は壊れてしまいます。その○○くんのことをカッコいいとは思わないとしても、「そうだね、彼人気あるよね」や「その気持ちはわかるよ」など、同意はしないけど理解はするという大人の対応は必要です。

 

 まとめ

お見合いで1時間程度お話しただけで、自分を好きになってもらうのは至難の業です。「この人と話していると気分良くなるな」「気持ちよく話せるな」「また話してみたいな」くらいのところをまずは目指してみましょう。そのためには、「相手を認める・承認する」が一番の近道です!

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