電子レンジに使われるマイクロ波に詳しい上智大の堀越智教授(環境化学工学)によると、出火する危険性が高いのは「水分が抜けパサパサになりやすい食品」だ。マイクロ波は炭に吸収されやすい特性があり、レンジ内で食品が炭化すると、数秒で1000度に達することもあるという。
東京消防庁の調査では、サツマイモやジャガイモなどの芋類のほか、中華まんやパン、菓子類で過熱が原因のレンジ火災が起きている。実験では、生のサツマイモを700ワットで温め続けると12分で煙が噴き出し、2分後に出火した。
電源を切り、加熱止めて
レンジから出火したらどうすればよいのか。堀越教授は「レンジは金属製のため、外に燃え広がる可能性は低い。焦らずに電源コードを抜き、加熱を止めることが重要だ」と語る。
逆に危険なのは、いきなり扉を開けてしまうことだ。レンジ内に酸素が入り込み、炎が勢いよく外に噴き出す恐れがある。荒川区では13年11月、出火したカップ麺をレンジから取り出した60歳代女性の衣服に火が燃え移り、女性が重いやけどで死亡した。
汚れや食品かすを掃除することも大切だ。炭化したまま放置すれば、出火の原因になる。昨年4月には江戸川区の住宅でレンジ内の汚れから出火し、40歳代男性が煙を吸ってのどに軽いやけどを負った。
家電製品の事故分析を行っている独立行政法人「製品評価技術基盤機構」の山崎卓矢・製品安全広報課長は「説明書をしっかり読んで正しい使用法を確認し、加熱時間がわからない食品は少しずつ温めて様子を見るなど、慎重に扱ってほしい」と話している。
普及率97%
日本電機工業会によると、国産の家庭用電子レンジが発売されたのは1965年。67年には調理終了を「チン」という音で知らせる機種が登場した。その後、販売価格の低下に伴い、一般家庭への普及が進んだ。
総務省による5年に1度の統計調査によると、2人以上の一般世帯の保有率は84年に5割を超え、94年に89・5%に達した。2004年以降は97%超が続き、「一家に1台」が定着した。
最近ではインターネットにつなぐ「IoT」の技術を活用し、スマートフォンから操作できる高性能な製品も増えている。
便利で毎日使うレンジだけに、緊張感ありませんね!!! 気をつけないといけませんね!!! 温めすぎに気をつけます!!!
婚活ワンポイントアドバイス YouTube動画
早期に成婚を決める、決定打がある!!!
https://youtu.be/fV2J4N9hCXs
2019年スマホアプリの出会いで事件が多数発生!!! アプリでは、結婚出来ません。