シンママ限定アプリ『coary』配信停止について

ZOZO創業者で実業家・前澤友作氏が、シングルマザー限定マッチングアプリ『coary(コアリー)』の配信を停止ました。

このアプリのコンセプトは

「シングルなら、恋をするのは自由だ。でももし、子供がいるという理由で踏みだせないのなら、踏みだせるきっかけをつくりたい」というもの。

私はこのコンセプトには共感できたのですが、内容に関してはかなり問題を感じました。

アプリ開発会社は「シンママの皆様への事前ヒアリングを重ねた上でサービス設計し、懸念に対する予防措置や監視体制を整えてまいりましたが、不測の事態を懸念される皆様のご意見や、現在の状況を鑑み、より慎重に進めるべきと判断し、配信を停止しました。懸念事項に対する対策や、一部の表現などに問題があったと反省しています。改めてシンママの皆様に喜んでいただける方法がないのかを再考いたします」というコメントを発表されました。

このアプリ、シンママは無料。男性は有料でそこそこ高額。

そして、男性の登録条件が「シンママとの恋愛を希望すること」となっていました。

また「子どもの年齢層・性別・人数の表示」や「元配偶者との関係性」の項目を設けるなどシンママ向けの独自機能を搭載されていました。

しかしその仕組み上、男性の登録者が「子どものいる女性との恋愛を希望する人」のみとなることから不安視する声が殺到したのです。

“シングルマザー限定で相手を探す男性”は、子どもへの加害を目的とする者が多数紛れ込むのではないか等多数の意見が寄せられました。

アプリ『coary』の問題点 3点

 問題点その1:子供の性別を登録すること

子どもが女の子だったら付き合いたいとか、男の子だったらやめるとか?子どもの性別でお付き合いするか判断することって怖いことだと思いませんか。

一部では、連れ子へのわいせつ目的で、あえてシンママを選んでいる犯罪者予備軍もいると聞きます。

こういう虐待は表面化しづらく、アプリがそういう性的嗜好を持った男性がターゲットを絞り込むために使われることを全く想像できていなかったのだと思います。

問題点その2:弱みに付け入る男性が現れる可能性があること

シンママは普通の恋愛市場で最初に「シンママだけどいいですか?」という確認をしてからスタートしなくてはなりません。

それってかなり高いハードルとなるのです。

だって相手の反応が思うようなものでなければ、恋愛そのものを諦めなくてはならないわけですから。

そういう意味では、最初から婚歴があること、子どもがいることをお伝えした上で出会えることは望ましいことだと思います。

ただ、シンママ限定で女性を探しにくる男性というのは、シンママが経済的に余裕がなかったり、子どもがいることで引け目を感じてしまっていたりという、立場の弱さに付け入るような人なのではという懸念を抱きます。

問題点その3:元夫が元妻と子どもを捜すツールになり得ること

DV被害など様々な理由で元夫と縁を切って生活しているシンママもいらっしゃると思うのですが、このアプリが元妻と子どもを探す為に悪用されることも予想されます。 

まとめ

今回、『coary』の配信が停止となり少し安心しました。

このアプリだけでなく、アプリ全般に言えることでもありますが、登録時の身元保証がかなりしっかりしてないとシンママ側にメリットが一切ないと思います。

犯罪予備軍や既婚者、遊び目的の男性等が多くいると思っていてください。

やはり、男性の身元をしっかり把握できること、真摯に結婚に向き合っている方しかいないことなどから、結婚相談所をご利用されることを強くおすすめします。

シングルマザー会員という制度もありますし、子どもがいることを歓迎してくださる男性会員さんもいらっしゃいます。

シンママだって恋愛して結婚して、幸せになって欲しいと心から思います。

私自身、母子家庭で育ちましたし、また私自身もシンママの経験があります。その為、シンママ側の気持ちも子ども側の気持ちも両方理解しています。

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品川目黒結婚相談所ペパーミント

カウンセラー 若山瑞世