パートナー代表の高橋俊哉です。早や3月に入りました。気温が上がってきていて確実に春に近づいていますね。コロナ禍が日常となり、ヨーロッパではまさかの軍事侵攻が行われています。予期せぬことが起こるのがこの世の中ということなのでしょう。一刻も早い終息を心から祈るばかりです。

当社で婚活を希望されれば、日本ブライダル連盟のシステムを活用することになります。お見合の申込みをし、お申込みがあったら検討し、まずはお見合をすること。そしてお見合後、お二人の気持ちが合えば交際に入ります。交際に入ったらデートを重ね、逢えないときは電話やLINEやメールなどでやりとりしお付合いを続けていきます。結果、お二人のお気持ちが決まったら、成婚退会に向けて、お二人で具体的なことを協力して進めていくことになります。具体的なこととは、お二人のお住まいのこと、お仕事のこと、経済的なこと、ご家族のことなどです。

高橋はLINEの『トーク悩み相談』のカウンセラーもさせていただいております。様々な内容のご相談があるのですが、先日交際中の男女それぞれから相談をいただきました。これは私としては初めてのケースで大変驚きました。通常はお付合いをしている一方が他方のことについて、優柔不断だとか、最近冷たくなったとか、浮気していることが発覚したとかいう相談なのですが。

今回はまず女性からの相談でした。2時間強と長い時間電話で話しました。彼女が20代で彼氏が30代。結婚を前提に付き合ってきたが、ここにきて別れ話が持ち上がっている。それは直接二人の間の問題ではなく、彼の両親とのことだということでした。彼氏の実家には挨拶も行っていて、その時は温かく迎えてくれたのですが、その後些細なことで行き違いが生じて、両親が彼氏に彼女と別れるように強力な圧力をかけてきているというのです。些細な事とは彼が母親のことをやたらと褒めるので、ちょっと嫌な顔をしたら、それを彼が母親の伝えてしまってこじれたとのことでした。彼は穏やかで優しいのですが、弱弱しいところがあります。学生時代イジメにあっていて、いつも両親に守ってもらっていたようです。そのことで両親には頭が上がらず、反抗期などもなかったようです。彼氏からは自分の両親と良い関係が築けなければ先に進むことが難しいといわれたが、彼女は彼のことが本当に好きなのでどうしたらよいかとのことでした。私からは、この状況はいったん改善したようにみえてもまた繰り返されるだろう、貴女を守ってくれないとしたら別れた方が良いと伝えました。

その二日後に今度は彼氏から電話が入りました。彼も悩んでいて、彼女に対する自分の両親の態度があまりに酷いので流石におかしいと感じているとのことでした。ただ、今まで支えてきてくれた家族と縁を切ってまで彼女と生きようとするかどうかを悩んでいたのです。私からは彼女に対して行ったアドバイスの裏がえしを彼に伝えました。30歳を超えた今も両親に対する依存が捨てきれず貴方に自我が確立されていないこと、自分自身はどうしたいのかを決められないのは彼女を守ろうとする意志が無いのと同じであること、ここは人生の岐路で両親を取るか彼女を取るかの二者択一しかないことなど。彼はもう一度しっかり考えて決断したいとのことでした。

そして彼女から再度お電話がありました。結局彼が自分の心に軸を持つことができず、未だにフラフラした気持ちのままだというのです。なんとか両者にいい顔しながらうまくやりたいというのが本音のようだとも。そこで、私からは事ここに至っては彼と決別するしかないだとうと伝えました。辛く嫌な思いもたくさんしただろうが、勉強になったと思って、これからは自分自身を大切にして、一刻も早く改めて自分の道を歩んでいけるようとも伝え、彼女も納得してくれました。

最近ネットでも、結婚後、義両親からパワハラやセクハラを受けて大変だ、というような事例をよく目にします。彼氏の父親が彼女に対して問題を起こすというパターンが多いように感じます。お互いの両親や周りから祝福されて、良い関係を構築して結婚することが望まれますが、実はそう簡単にはいかないことも多いというわけですね。結婚はあくまで彼と彼女の二人の問題です。具体的なことを詰めていったときに、障害となることが出てきても、お二人で気持ちを力を合わせて、そこを乗り越えていけるかどうかが大きなポイントになります。

最終段階に入って、具体的なことで悩んだら、カウンセラーに是非ご相談ください。

結婚はゴールではなくスタートなのですから。