「仕事はもちろん、家事も出来て、子育てにも協力的。経済的に何一つ不自由ない生活をさせてくれて、そのうえ誰もが認めるイケメンで爽やかな男性。そんな理想的な相手と結婚できたらいいのにな…」
結婚するなら、より条件の良い人としたい。
そう願っている婚活女性は、少なくないでしょう。
でも実際は、待っているだけでそんな夢みたいな結婚が出来るはずがありません。
見た目も性格も申しぶんなく、仕事ができて高収入、そんな「ハイスペックな男性」と、どうしても結婚したい!と夢を見ているあなたへ…。
第一の大きな壁……年収問題
目標を高いところにおくのは良いことです。
でも自分が思い描く理想的な結婚生活を実現するために、相手に望む条件もつい貪欲になってしまうと、現実と理想との境界線を見失って逆に結婚は遠のいてしまいます。
もし仮に「年収1000万円以上」の相手を希望するとしたら、婚活ははものすごくシビアになってしまいます。
実際のデータを見て見ましょう。国税庁の調査では、平成30年度の給与所得者(男性)のうち、年収が1000万円を超えた人の割合は僅か7.7%で、平均年齢は50代以上、その中にはもちろん既婚者も含まれています。
「年収1000万以上の未婚男性」という条件をクリアできることが、いかに難しいことなのか分かると思います。
収入が高い男性との結婚を考えるよりも、あなた自身も働いて世帯年収で1000万円以上を目標にする方が、今の世の中的には合っているといえるでしょう。
結婚したいと強く望むなら、夢や理想に縛られるのではなく、現実としっかり向き合っていくことが大切です。
結婚に依存する女性は選ばれない
「ハイスペックな男性と結婚したら、私は専業主婦として、彼を支えることに全力を尽くします!」
そんなふうに考えている女性は、残念ながら希望の男性と結婚できる確率は低いのが現実です。
高収入を得ているような男性は、仕事上でもさまざまな人たちとの関わりがあり、そのぶん人を見る目も肥えているでしょう。
自分や、自分の収入(財産)に依存しようと考えている女性は、あっさり見抜かれてしまいます。
では、どんな女性ならハイスぺックな男性に選ばれ結婚できると思いますか?
ハイスペックな男性に選ばれる女性とは
前述のとおり、相手との結婚に依存しようとせず、女性も自立していることが重要なポイントです。
これは、経済的な面でというより、精神的な面でのほうが大きいかもしれません。
仕事が忙しかったり仕事への向上心が高い男性であれば、キャリアアップを目指していく過程で、妻から頻繁に「もっと早く帰ってきてほしい」「どこかに連れてってほしい」などとお願いされてばかりではうんざりするでしょう。
むしろ一人でいる時間も大切にして楽しめるような自立した女性であれば、男性は余計なことに気を遣わず仕事に集中することができますし、その分2人でいられるときの時間を有意義にしたい、と考えられるものなのです。
そのほか、誰に紹介しても恥ずかしくないような品の良さがあってほしい、ある程度の教養がある女性の方が一緒にいて楽しい、金銭感覚がきちんとしている人と結婚したい…、など、ハイスペックな男性に選ばれるためには、やはり女性側もいろいろ魅力な面を持っていないと難しいということなのです。
そもそもスペックばかりにこだわって「人」そのものを見ていない婚活は、上手くいくはずがありません。
そういう人は「自分」も見えていないことが多いのです。
結婚したいと思う男性に一方的に自分の理想の条件を押し付ける前に、「この条件すべてが備わっている相手に、自分は選んでもらえるかどうか」と冷静に一度考えてみましょう。
もし厳しいかもしれない…と感じた場合は、相当な努力をして選んでもらえるような女性になるのか、それとも、条件を見直して現実に近づけていくかのどちらかです。
ハイスぺックな男性と結婚したいなら、まず「現実」と「自分」を見るべきです。