素朴で笑顔が可愛らしい彼女は、埼玉県西部のはずれにある秩父市から両親と来社した。
予めの予約であったから一時間半の時間の中で、ゆっくりと和やかに話が進んだ。
地元で大々的に長男夫婦と農業を営む寡黙な父、それを支える元気な母の謙虚な姿勢。
地元の会社に勤める彼女は、恋愛したことがなく20代後半に入った娘がこのまま
結婚しないのではと両親が説得して連れて来られたと言う。聞けば地元の友人の多くは
結婚し子供のいる方が多いとか。婚活が動き出し三回目のお見合いの方との交際が順調に
進んでいた時、体調が悪かった父に進行したガンが判明、短い余命の宣告を受けた。
その話を聞いて間もなく、直接病院の父から携帯に電話が入った。父は知らされた現実を
穏やかに受け止め少しの話の後に静かに言った。「娘の事、宜しくお願いします」
「判りました。お任せ下さい」彼女の交際が結婚に向かい二人は父の病床を見舞った。
涙を流し喜んだ父、初めて見た父の涙は、幸せを祈る結婚の祝福の涙だった。
間もなく父は亡くなりご葬儀には彼も出席した。親子の絆は亡き後も心に永遠にある。
親に育てて頂いたような温かい家庭を築いてほしい。それが命のバトン。幸せになれ♪
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結婚相談所 齋藤企画
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