「電話してみようと思ってから6年が過ぎました」と母は電話口で静かに話し出した。
そして三日後、地元「埼北よみうり」掲載の「寂静・婚活・日々の想い」の切り抜きを
持参し母は来社。同居の長男の結婚をずっと気にしていたが本人に直接言い出せず、
時間ばかりが過ぎてしまったと悔やんでいる。たまに、親御さんがご存じないだけで、
お付き合いしてる方がいらっしゃる方もいますよと言うと「それは絶対ないです。
休みはいつもの釣り仲間が迎えに来て楽しそうに出掛けて夜中に帰って来ます」と。
毎日何となく過ぎる中でなかなか言い出せない我が子の結婚話。同居していると
改めて話をするタイミングが案外ある様でないのだと聞いた事があるが・。
話をしなければ伝わらない。親は息子の結婚を含めた将来をひたすら案じている。
世間話もしつつ幾つかの事例を話し「きっかけを創ってあげて下さい」と伝えると
「判りました、来てよかった」とホッとした表情を浮かべて帰路に付いた母。そして、
翌日、本人からの電話。早っ！「来週、母と一緒に伺いたいと思います」と爽やか。
「結婚はしたいと思ってましたが、相手がいないので仕方ないと思ってました」と。
息子の結婚を案じ続けた母の６年間は母の勇気で実を結び、息子の婚活は始動した。
「結婚までが子育て」「何事もきっかけ・結婚のきっかけは親が創るのも良い」
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結婚相談所埼玉 齋藤企画
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