母は家政婦じゃない

 

 息子の相談でと電話口で母は言い、結婚?人生相談?の問いに、両方ですと44才の息子の話を始めた。ずっと実家暮らしの息子は、家事一切を母に託し、休日は独身仲間と釣りやゴルフを楽しみ、結婚の意志は全くないらしい。80歳を過ぎた母は、家事や炊事が辛いと涙声で本音を話す。家事を手伝う様に話したら?に、それは言えないときっぱり言う。良いお母さんの儘を演じ続けたいらしいが、疲れ果てたのも本当。知ってか知らずか無神経な息子と、意地を張る母との不思議な生活。職場が近いを理由に、出て行かぬ息子。成人後、実家を出て自立する意味は大きい。誰にもあるそれぞれの事情を包み婚で縁は動くが、結婚前に軌道修正を手伝うのも仲人の仕事。